ABOUT
読書屋「息つぎ」について
さあ、読書という息つぎを。
息つぎ。それは、一息つくこと。
それは、人生の休息。
息つぎ。それは、必死のブレス。
それは、人生の呼吸。
走り疲れた人も、走っている人も、
人生には息つぎが必要です。
読書屋「息つぎ」は福島県双葉郡大熊町に開かれる本屋です。ひねくれ者の店主なもので「読書屋」なんて名乗っています。でも、まぁ、普通の本屋です。
「読書屋」というくらいなので、読書を売っていきたいと思っています。色々な意味での読書を。読書は人生の「息つぎ」みたいなものだと思います。息つぎせずに泳いでいたら、おぼれちゃいます。大変です。みなさん、息つぎしながら生きましょう。
大熊町、というと3.11東日本大震災で原発事故の被害にあった町として有名です。現在は当時の10分の1の人が住んでいます。店主は大熊町出身。当時は小学六年生、12歳の少年でした。今はふるさと大熊町で本屋を開こうとしています。数年前の自分は、きっと驚いていることでしょう。いやはや、人生いろいろなことがあるものです。
「なぜここ大熊町で本屋を?」
この問いにうまく答えられないまま本屋を開こうとしています。ふるさとが好きだから、とか、本や読書が好きだから、とか、そんな単純なことだけじゃないような気がします。
うまく答えられない。でも、それは立ち止まる理由にはならない。生きて、前に進み続ければ、その答えがわかる日がくるかもしれない。そんな思いで本屋、はじめます。
息つぎ店主 武内 優
息つぎのできる場所
読書屋「息つぎ」は走り疲れた人の休息の場であり、かつ、走り始めたい人のスタートの場でありたい。ホッとする、だからこそ、なにかしたくなる、そんな空間を目指しています。
終わらない、未完の場所
「 時が止まった場所」「失われたふるさと」震災直後、よくそんな呼び方をされました。「もう元には戻れない」「生きてるうちには帰れない」そんな声も聞きました。
これらはある意味すべて事実だと思います。
変わってしまった町、失われた時と思い出。
これはどうしても事実です。
でも、それでも、町はまだここにある。
大熊町はまだここにいる。
大熊町は終わらない。
大熊町を終わらせない。
終わらない、未完の場所として
読書屋「息つぎ」も共に進みます。